ハミングバード

人を蹴落として結果を出し続けていたライバルにもう少しで追いつけそうだ。

コンプレックスやある種の憧れさえあったけれど、今にして思えばなりふり構わずやってその程度だったのか、と思う。

彼は、「道義を捨てることのできる」強者だったのではない。

道義を捨てずしては勝つことの敵わない弱者だったのだ。

 

今でも子供のように信じている。

 

正義は勝つ、と。

 

見てろよ。